2026-06-08-Mon

ドローンクリエイターズコースによるドローンショー・レポート

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夜空に光と色のファンタジア。 ドローンクリエイターズコースによるドローンショーを開催

2026年2月10日、本学のドローンクリエイターズコースの学生たちによるドローンショーが開催されました。
ドローンクリエイターズコースは2024年度より開講。ドローンを学べる短期大学は全国で類がなく、極めてユニークなコースとして人気を呼んでいます。国土交通省のライセンス資格に対応したカリキュラムを持ち、操作法を基礎から学んで、安全な飛行のノウハウ、空撮による映像や写真のテクニックを学びます。
この日は大阪芸術大学短期大学部伊丹キャンパスの上空に、学生たちが制作したドローンアートが輝き、観賞する人々を幻想的な世界へと誘いました。

学生たちの作品によるドローンショーは、全国初の快挙!

今回のドローンショーは、ドローンクリエイターズコースの教員である松井信博先生が、授業の一環として企画したものです。
専攻実習の授業時間を活用して、学生たちは4名ずつグループを組んで、ドローンアートの図案やアニメーション制作に取り組んできました。ショーで使うドローンは高輝度LEDを搭載した64機。その64機を駆使してどのようなモチーフで作品を展開するか、そして作品から次の作品へとつなげるにはどうしたらよいのか。初めての体験の中で悩み、模索していきました。
先生をはじめドローンショーの企画・制作・演出を担っていただいた「ルーカスドローン株式会社」のメンバーが学生たちの悩みや疑問に応え、プログラミングを担当するなど全面的にサポートしました。経験豊富なプロのアドバイスもあり、5つのドローンアートが無事に完成しました。
並行して松井先生とサポートチームは事前に国土交通省とも調整し、飛行許可承認の申請を行いました。ドローンを飛ばすにはさまざまな制約があり、大学のキャンパスで実施するのは極めてレアなケースです。おそらく学生が制作した作品をドローンショーで公開するのは前代未聞。
無事に許可承認されてドローンショー開催が正式に決定しました。

前日は夜まで入念なリハーサル。

ドローンショーは学生たちの演出プランを受けて、先生やサポートチームが中心になってセッティングや機体の操縦を行います。リハーサルや本番では、ドローンショーのプロセスを体験するために学生たちもエンジニアリングにアシスタントとして参加しました。
前日となる2月9日にリハーサルが行われることになり、午後から学生、教員、サポートチームがキャンパスに集合。搬入した機材やドローンを芝生広場に運ぶところからスタートしました。オレンジ色のケースの中には、LEDを搭載したドローンが整然と並び、これまで扱ったことのない数の多さに学生たちは緊張気味です。
Wi-Fiの設定やルーターをセットし、何度もテストが繰り返されました。パソコンを備えた司令塔から、インカムを通して指示が届き、学生たちもすばやく対応します。
サポートチームの行動を見て、学生たちもショーのために何を準備すべきか、どんなチェックが必要かなど実践的に学びました。

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夕暮れ時に関係者全員がヘルメットとメガネを装備してテスト飛行。全機が問題なく飛んだことを確認してリハーサルが終了しました。

いよいよ本番!学生たち作品がカラフルに夜空を彩ります。

そして本番の2月10日の夕刻。待ちに待った学生たちのドローンショーの開幕です。
トップバッターはプロペラが鳥に変わっていくというファンタジックな作品。鳥の形が崩れて瞬く間に変わり、その次の現れたのは四葉のクローバー。そこから大きな円が出現し、三日月へと変化。月の満ち欠けをダイナミックに表現しました。そして飛行場の滑走路から飛行機が飛び立つ作品へと続き、ラストはカメラから写真になる楽しい作品。ドローンクリエイターズコースに縁の深い「撮影」をテーマにした作品となりました。
夜空に描いた光のアニメーションが動き出し、色や形を変えて次の作品へとバトンタッチ。その様子は幻想的で、観賞している人々をクギ付けにしました。
自分たちの作品が夜空を彩っている、これはドローンクリエイターズコースの学生たちだけの感動的な体験です。新しいアートが現れるたびにどよめきが起こり、約10分のショータイムは幕を閉じました。

プロのドローンチームによる300機のドローンアートが出現!

最後にスペシャル企画としてサポート役の「ルーカスドローン株式会社」のドローンアートが登場。300機のドローンで構成した光と色で演出したテクニカルなアートが次々と夜空を彩りました。そしてラストには、大阪芸術大学短期大学部のロゴマークが闇の中にくっきり。
なんと今回のドローンショーのために特別に制作してくださったそうで、感動的なサプライズに会場からは歓声が上がりました。

先生インタビュー

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  • ドローンクリエイターズコース教員
    松井 信博先生

    ドローンを使って何ができるかと考えた時に、「飛ばして撮影する」ことがメインになりがちです。でも芸術系の短大なのだから、ドローンの飛行技術を学ぶだけではもの足りない。クリエイティブな面にもスポットを当てたいと思いました。ちょうど関西万博でドローンショーが全国的に注目されたこともあり、ドローンアートを制作したらどうだろうと思いついて夏頃から準備に取り掛かりました。
    今回学生たちには2つの課題を出しました。「ドローンアートの図案制作」と「事前準備をアシストすること」です。これらの体験を通して、エンターテインメントやアートにつながるドローンの可能性を学生たちも感じてほしいですね。
    学生たちの作品によるドローンショーはおそらく全国で初めてでしょう。とてもユニークな挑戦ができたと思っています。

  • デザイン美術学科
    ドローンクリエイターコース1年生
    山本 結志さん

    自分たちがつくった作品が真っ暗な空に現れた時、感動で胸がいっぱいになりました。プロベラから鳥に変わっていくというアニメーションを制作したのですが、イメージ通りに表現できてとてもうれしかったです。プロペラだと飛行機に変化すると思われがちですが、あえて鳥にすることで「自然に還る」というイメージを持たせたかったんです。授業では図案をいろいろ描いて、グループでイメージを共有しました。形が変化していく時に不自然に見えないか心配でしたが、きれいに表現できていて満足しています。
    ドローンショーのセッティングの現場を体験できたことも貴重でした。事前準備のプロセスは想像以上に大変でした。でも大変さを知るからこそ感動も大きくて、他では得られない時間が持てました。これからもチャンスがあればどんどん取り組んでいきたいです。

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  • デザイン美術学科 ドローンクリエイターズコース2年生 濱田 康太郎さん

    通常の大学生活では考えられないドローンショーに、つくり手として参加できてとても光栄です。ドローンアートは造形が変容していくのがポイントで、自分の場合は仲間と2人で組み、ドローンにとって象徴的な「撮影」をテーマに、カメラから写真に変わるというアニメーションに仕立てました。アイデアは学生自身が考えますが、プロのクリエイターの方の指導によって、どんどん作品がよくなっていくんです。改めてプロはスゴイと思いました。
    自分はドローンクリエイターズコースの一期生で、前期の基礎実習の授業を受けて「楽しそうだから」という理由でコースを選びましたが、大正解でした。写真は初心者でしたが、このコースは制約に縛られることがあまりなく、目標を見つけて自分のペースで進んでいくことができました。その上、このようなすばらしい体験ができてとても感謝しています。

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