2025-05-20-Tue
伊丹市と大阪芸術大学短期大学部の連携協定が締結されました。
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大阪芸術大学短期大学部は、伊丹市と「文化芸術を基軸とした官学連携により、活力ある地域社会の実現と次世代を担う人材の育成を目的」に連携協定を結ぶことになりました。
伊丹市は『出会いと 対話と 文化芸術と。なにかが起こる、わたしのまち』を「2025-2035伊丹市文化振興ビジョン」に掲げ、文化芸術を活かしたまちづくりをめざされています。芸術を鑑賞したり、創作した作品を発表するなど、文化芸術活動を行う機会を増やしていく中で、総合芸術短期大学である本学との連携提携の運びとなりました。
大阪芸術大学短期大学部においても、地域に密着した大学運営は大変重要な課題であり、伊丹市の文化芸術振興に貢献することは意義深く、学生たちの「実学」を推進する上でも有意義です。
伊丹市においては「住みたいまち、住み続けたいまち」として、大阪芸術大学短期大学部においては「通いたい大学」として選ばれることをめざし、相互に連携、協力関係を構築し、文化芸術活動の活性化をめざしていきます。
締結式において伊丹市長と塚本学長が調印・署名。
2025年5月20日に伊丹市役所において締結式が執り行われ、中田慎也伊丹市長と大阪芸術大学短期大学部の塚本英邦学長が協定書に調印・署名し、連携協定が完了しました。
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締結式には伊丹市から中田慎也伊丹市長、小宮正照都市活力部長、田中茂都市活力部参事、大阪芸術大学短期大学部から塚本英邦学長、工藤皇事務局長、松尾理也メディア・芸術学科長が出席。 -
協定書に双方が調印・署名し、締結が完了。
文化芸術の創出をはじめ、伊丹市のまちづくりに相互に協力。
中田市長は「心の豊かさや感性を育てるために、文化芸術はその“源”になるものです。大阪芸術大学短期大学部との連携により、文化芸術に触れる機会を創出し、交流が生まれることはまちづくり、そして人づくりに大きなプラスになると思います。さらに次世代を見据え、若者を中心にした人材育成にもこの連携を活かしていきたいと考えます。この連携を通して、伊丹市民の方々が文化芸術に触れ、自ら創造、発信していただく機会になることを心より願っています。ぜひ大阪芸術大学短期大学部とともに盛り上げていきましょう」と力強く連携への意欲を語られました。塚本学長からは「“実践・実習”を学びの根幹とし、総合芸術短大である本学において地域と密着した活動は大変有意義です。本学には文化芸術に関する総合的な学科、コース、専攻があり、いろいろな形で伊丹市の文化芸術活動に協力・参加できます。伊丹市のまちづくりや産業振興、イベントなどでの学生たちの活躍を楽しみにしています」との抱負を述べました。
伊丹市と大阪芸術大学短期大学部との官学一体となる今後の取り組みに、双方から大きな期待が寄せられています。
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「自分と異なる他者や知らない分野への理解を深め、人とのつながりを育むには文化芸術活動は不可欠です」と語る中田市長。 -
「伊丹市との連携による学外での実践的な学びが学生の成長を促します。実社会でさまざまな体験をしてほしい」と語る塚本学長。
締結式には学生たちも参加。取材・撮影を行いました!
締結式にはメディア・芸術学科の教員や学生たちも参加して、現場で撮影・取材を行い、日頃から塚本学長が語る「実践・実習」の学びを体現しました。 放送専攻の学生たちは、情報番組さながらに締結式の状況を撮影。先端メディア専攻の学生たちも現場の様子を記録しました。式が終了した後は、他のメディアのスタッフの方々とともに囲み取材を行いました。
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メディアコース放送専攻の学生から中田市長へのインタビューの様子。 -
「今後伊丹市でぜひやってみたいことは?」と塚本学長にもインタビュー。
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メディアコース先端メディア専攻の取材班の学生たち。 -
他のメディア関係者とともに囲み取材。
伊丹市のさまざまな取り組みに総合芸術大学の学びを発揮。
本学はこれまでもコース・専攻が単独で伊丹市をテーマにした授業を行ったことがありますが、今後はさらに深く濃くつながって、地域と密着した学びができるようになります。演劇やダンス、音楽、声優などのエンターテインメント、出版や放送、広告、映像などのメディア、デザインやアート、マンガなど、総合芸術大学である大阪芸術大学短期大学部ならではのパワーを生かして、伊丹市のまちづくり、人づくりに貢献していきたいと考えています。 そして「この連携協定が未来永劫、文化芸術、そして次の世代の人づくりというところにつながるよう伊丹市としても全力で頑張ります」と語る中田市長の期待に本学としても全力で応えていきます。
参加学生の声
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メディア・芸術学科
メディアコース 放送専攻2年生
別府 帆稀さんこの締結式の取材で音声を担当しました。公的な場の取材撮影は初めてで、貴重な体験になりました。他県が出身地の私は、伊丹市の知識はまだ十分ではありません。でも伊丹駅に降り立ったときは「住みやすそうなまちだなあ」と好印象を持ちました。伊丹には市民参加のイベントが多くあるそうです。私たちがどんなふうに関われるか、楽しみに考えていきたいと思います。
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メディア・芸術学科
メディアコース 放送専攻2年生
石原 志穂乃さんこれまでニュース番組でしか知らない現場を、取材する立場で体験できて新鮮な気持ちです。学校外での取材撮影は初めてで、リハーサルもなく本番に入るので、何が起こるかわからないという緊張感がありました。この締結の前に伊丹市役所の方と話し合う機会があり、市が開催するさまざまな活動を知ってすごく興味が湧きました。市民のみなさんとの出会いにも期待しています。
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メディア・芸術学科
メディアコース 先端メディア専攻2年生
佐々木康太さんクラスには伊丹空港への取材を企画している学生もいて、伊丹市への関心がすごく高まっています。今後はみんなで伊丹の広報活動につながるような企画をぜひ考えていきたいですね。私は一年の時に新聞や雑誌をつくる授業を受けて、取材や編集のおもしろさに目覚めました。自分が書く取材記事によって、多くの人が伊丹を訪れてくれたらうれしいです。
⚫︎メディアコース放送専攻の取材撮影は、伊丹市のコミュニティ放送局「ハッピーエフエムいたみ79.4MHz」の番組や、卒業制作展での番組づくりに生かされます。
⚫︎メディアコース先端メディアの取材記事は、フリーウェブサイト「TanTan-Magazine」に掲載されています。