2025-01-31-Fri
2025年大阪・関西万博「大阪ウィーク〜春・夏・秋〜」の キービジュアル公募で 「最優秀賞」受賞!
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- 学生芸術活動
2025年大阪・関西万博「大阪ウィーク〜春・夏・秋〜」の キービジュアル公募で デザイン美術学科の三木優さんの作品が 「最優秀賞」に輝きました!

大阪・関西万博において、大阪の各地域の魅力を、国内外からの来場者に広くアピールする一大イベント「大阪ウィーク〜春・夏・秋〜」。「祭」をテーマに万博会期中の35日に渡って開催され、会場を賑やかに盛り上げる、関西万博の目玉ともいえるスケールの大きなイベントです。
そのキービジュアルのコンペティションに、本学のデザイン美術学科グラフィックデザインコース[グラフィックデザイン専攻]1年生の三木優さんの作品が見事に「最優秀賞」に選ばれました。
最優秀賞作品は「大阪ウィーク〜春・夏・秋〜」のキービジュアルとして、ポスターやサイネージ広告、チラシ、公式ホームページの広報媒体等に展開され、広く全国に発信されます。
1月21日には「シティプラザ大阪」において、「大阪ウィーク〜春・夏・秋〜」メディア発表会とともに、キービジュアルの授賞式が執り行われました。
「見る人をワクワクさせる!」と、三木優さんの作品が「最優秀賞」に決定
三木優さんの作品は、春、夏、秋それぞれを象徴する「だんじり」「盆踊り」「ジャズ(音楽)」の3つのパートをカラフルに表現。「だんじり」は直線、「盆踊り」は曲線、「ジャズ」は波線を使い、「大阪ウィーク〜春・夏・秋〜」のキャッチフレーズである「笑おう!踊ろう!歌おう!」に合わせて、キャラクターの表情に変化をつけました。
審査員は(公社)2025年大阪国際博覧会協会シニアアドバイザーでありファッションデザイナーのコシノジュンコ氏を座長に、吉村洋文大阪府知事、横山英幸大阪市長、2025年大阪国際博覧会協会広報・プロモーションディレクターの楠本淳氏、(株)ケイオス代表取締役CEOの澤田充氏の5名。授賞式では、審査会では三木さんの作品が高く評価され、即座に決定したことが報告されました。
コシノジュンコ氏は「見た瞬間にいいなと思いました。メリハリがあって街中がパッと明るくなる。見ただけで『何かありそう』と期待感を高めてくれる。デザイン的にもモダンで美しく、洗練されています」と作品の魅力を称えられました。吉村知事は「スタイリッシュでカッコいい。一枚でもインパクトがあるが、連判で使われてポスターやフラッグが並んでいる様子を想像するとワクワクします」。他にも「大阪の魅力が伝わってくる」「想像力をかき立てる」「イベントの楽しさが表現されている」など、さまざまな賛辞が寄せられました。
三木さんは授賞式の壇上で「まだ実感が湧きませんが、最優秀賞を頂けて本当にうれしいです。大阪らしい遊び心をどこかに表したいと思い、線やフォルム、カラーにこだわりました」と語りました。
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「モダンで美しい」とコシノジュンコ氏はデザインの完成度の高さを絶賛。 -
「このビジュアルが並ぶのを想像するだけで楽しい」と話す吉村知事。
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賞状は吉村大阪府知事より、目録は横山大阪市長より授与されました。

「大阪ウィーク〜春・夏・秋〜」のキービジュアルの公募は、大阪府内のデザイン系学科を有する学校(大学、専門学校、高等学校)の学生を対象に、応募作品の中から選出されました。
2025年大阪・関西万博の会期中、街の至るところで三木優さんの受賞作品がキービジュアルとして展開され、「大阪ウィーク〜春・夏・秋〜」の楽しさを華やかに伝えます。
「大阪ウィーク〜春・夏・秋〜」のホームページはこちら
受賞インタビュー
デザイン美術学科グラフィックデザインコース[グラフィックデザイン専攻]1年生 三木優さん
▪️最優秀賞、おめでとうございます!
ありがとうございます。1年生でデザイン経験も浅いので、まさか受賞するとは思わずとても驚きました。
▪️どんなところに工夫しましたか。
ヴィヴィッドな色が好きで、春・夏・秋それぞれのキーカラーは人目を惹く色を選びました。曲線や直線など「線」の使い分けで、おもしろみを出すなど、「シンプルでわかりやすい」ということを常に意識していました。
▪️シンプルな訴求力は大切ですが、表現するとなると難しいですね。
実は提出する一週間前まで、違うビジュアルを考えていたんです。もう少しで完成という段階になって、どこか釈然としない気持ちが湧いてきてリセットしました。それからは急ピッチでアイデアを練り直し、休日返上で仕上げました。「わかりやすさ」が大切だと気づいたのは、担当の先生のアドバイスを受けたからです。自己表現の一環である「グラフィックデザイン」と、集客や告知をするための「広告」とは目的が違う、万人に向けた広告はわかりやすくなければならない、と。すごく納得できる言葉でした。
▪️万博が開催され、キービジュアルが関西はもとより、全国の様々な場所にあふれます。どんな気持ちですか。
すごくうれしいです。でもこんな体験は初めてなので、自分がどんな気持ちになるかまったく予想がつきません。どうなるのかワクワクします。
*栄誉ある受賞は三木さんにとって、とても貴重なステップです。これからもグラフィックデザインを学ぶ中で、さまざまなチャレンジを続けていってください。さらなる活躍を期待しています。