2024-03-08-Fri

メディア・芸術学科ポピュラーダンスコース卒業公演2024 レポート

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2年間の成長を確信する渾身のダンスパフォーマンスに大喝采!

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2024年2月29日(木)、ポピュラーダンスコースの卒業公演が尼崎市の「あましんアルカイックホール・オクト」で開催されました。第10回を迎える今回のタイトルは「MESSAGE」。自分の思いを誰かに伝えることの大切さをさまざまなダンスに込めて、パワフルかつエモーショナルなステージを展開しました。卒業する2年生メンバーを主役に1年生たちも全力で舞台を盛り上げ、ポピュラーダンスコースの強い結束が感じられる舞台となりました。

オープニングからパワー全開!

オープニングはプリミティブな太鼓の音が鳴り響く中、迫力のあるダンスで幕開け。続いてアイドルコスチュームに身を包んだ2年生がキュートなステージを繰り広げます。そして一転、真っ白な衣装のボレロへと・・・演目ごとにイメージが異なるプログラムはエンターテインメント感たっぷり。意表をついた構成で、観客をグイグイ引き込んでいきます。バックスクリーンでは卒業生たち在学当時のキャンパスライフも映し出し、ダンスとリンクしながら一体となって学生生活の楽しさを観客に伝えました。

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    パッションが弾けるオープニング
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    アニメから飛び出してきたようなキュートなダンス

全15パート。2年生が振付を担当するステージも

振付は原田みのる先生をはじめポピュラーダンスコースの教員に加えて、15パートのうち4パートを2年生自身が受け持ちました。卒業公演は今までやりたかったことを叶える絶好のチャンス!自分たちが踊ってみたいアイデアを持ち寄り、オープニングとフィナーレの振付にもチャレンジしました。またタイトルの「MESSAGE」を受けて、2年生が1人ずつステージに立ち、スポットライトを浴びる中で家族や先生、仲間への感謝、2年間の思い出を語る一幕もあり、客席は感動に包まれました。

激しい動きとキレキレのダンスは圧巻

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目まぐるしく変化する多彩なプログラムを全力でやり切る。

ヒップホップやオールドスクール、バレエを取り入れた群舞、さまざまなジャンルのダンスパフォーマンスが途切れることなく続いていきます。中には「ミッション」を遂行するハリウッド映画さながらのシチュエーションを取り入れ、遊び心あふれる演目も披露。観客を飽きさせない仕掛けのある演出に客席の目はクギヅケでした。ステージが変わるごとに工夫を凝らした照明や音響は、大阪芸術大学短期大学部の舞台芸術コース・舞台制作専攻の学生たちが担当。舞台監督は同コースの竹内一秀客員教授が務めました。

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    ハリウッド映画ばりの決めポーズも
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    自由で大胆な動きにストリート感が炸裂

客席に伝わる「ありがとう」のMESSAGE!

クライマックスの「さくら」は、河邉こずえ先生の振付による優雅なステージ。クラシックバレエの要素を取り入れた、ファンタジックで美しい作品です。まるで桜の妖精のようなしなやかなダンスは、今までのパワフルなステージとは別世界のよう。桜の花びらが舞う中に流れる森山直太朗のやさしい歌声は、これから新たな世界へと歩み出す学生たちへのエールに聴こえました。

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音楽と一体となって桜の麗しさを表現

そしてお揃いのTシャツで迎えたカーテンコール。多種多彩なダンスを繰り広げ、目まぐるしく変わるすべての演目を圧倒的なパワーでやり切った卒業公演。基礎をしっかり磨きながら、常に学生たちの個性と自主性を重んじるポピュラーダンスコースならではの、エンターテインメント性にあふれたステージでした。

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指導教員からひとこと

メディア・芸術学科 ポピュラーダンスコース 原田みのる准教授

「MESSAGE」のタイトルは私が学生たちに提案しました。社会の変化もあり、今は人に何かを伝えることが抑制されている時代だと感じます。でも自分の思いを伝える行為をポジティブに捉えることはとても大切ではないでしょうか。気持ちと身体はリンクしており、気持ちを込めて踊ることがエネルギーを生み出し、生きることにつながっていきます。選んだ楽曲には「生きる」という人間讃歌のメッセージも込めました。卒業公演を通じて、ダンスという非言語のパフォーマンスで、伝えることの大切さを多くの人に届けていけたらと思っています。

学生さんからひとこと

練習の時から胸がいっぱいで、時には泣きそうになりながら迎えた卒業公演。中でも自分たちで楽曲を選び、振付を考えたナンバーには思い入れがあります。みんなでアイデアを出しながら完成させた文字通り「私たちのオリジナル」です。1人ひとりがスポットライトを浴びて語る「MESSAGE」のシーンも心に残ります。ふだんは言えない感謝の気持ちを伝えることができて本当によかった。ナンバー数も多くて思い通りに練習できない時もありましたが、一年生も参加して全員が一丸となり華やかでパワフルなステージになりました。

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メディア・芸術学科 ポピュラーダンスコース 2年生 高橋季良さん

1年生にとって大きなホールでの公演は初めての経験なので不安でしたが、先輩方がやさしく教えてくださり、無事ステージを終えることができました。舞台上でメッセージを語るシーンでは私たち後輩にも感謝の言葉をいただいて感激。胸にジーンときました。先輩方が主役の公演ですが、私たちもすごく楽しくて、とてもいい経験ができました。来年の自分たちの卒業公演ではこの舞台で学んだことを活かしていきたいと思います。

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メディア・芸術学科 ポピュラーダンスコース 1年生 黒木あゆみさん