2019-02-11-Mon

卒業制作2019

 
  • デザイン美術学科
  • 芸術イベント

2年間の学びの成果と
それぞれの想いが詰まった卒業制作2019

学生生活の集大成となる
個性あふれる作品を展示・発表

学生たちの2年間の集大成となる「卒業制作2019」が、伊丹学舎で開催されました。毎年2月に行われる卒業制作展は、作品展示から会場の設営、当日の受付まで学生が中心となって行います。今年も初日のオープニングセレモニーから始まり、5日間にわたって作品がキャンパスのいたるところに展示されました。絵画やイラストから、立体造形、Web、映像、フリーペーパーまで作品のかたちはさまざまです。さらに、期間中は公開収録やライブなどのイベントも実施。それぞれの学びの成果を存分に発揮しました。

  • オープニングセレモニーではテープカットが行われ、5日間の卒業制作展の幕が開きました。
  • 本部棟1階の展示室には、学長賞をはじめとする各賞の受賞作品が展示されました。
  • 決済ができるというアイデアを加えた電子タトゥー。デザイン性も利便性も考えられています。
  • 独特の色使いと世界観が目を惹く、絵画・版画コースの学生の作品。
  • プラスチックゴミから造るカフェの建築模型。見た目の美しさだけではなく、メッセージ性も伝わります。
  • 体育館ではデザイン美術学科の作品を展示。広々とした空間に個性豊かな作品が並びます。
  • グラフィックデザイン・イラストコースの作品はタイポグラフィからポスター、パッケージまで多彩。
  • 絵画・版画コースは大きなキャンバスに描かれた作品も多く、迫力があります。
  • アパレルショップのようなブースも。作品の見せ方にも学生たちの個性が表れます。
  • オリジナルキャラクターを描いたイラスト作品は、それぞれにストーリーが感じられます。
  • 羽の質感からキャラクターの表情まで精巧に作られたフィギュア作品も。
  • デジタルアートコースのCG作品は、パソコンやプロジェクターを使って展示されました。
  • メディアコース[映像]は、毎年お馴染みとなった「芸短映像祭」を開催。バラエティ豊かな映像作品を上映しました。
  • メディアコース[広告]の作品は、デザインにもキャッチコピーにもこだわりが感じられます。
  • メディアコース[放送]の学生による公開収録では、多くのお客さんが見つめる中、堂々とした放送を披露。
  • スタッフとして現場を仕切るのも、もちろん学生たち。それぞれに責任をもって役割を務めます。

学生インタビュー

納得できる作品を作れたことが自信に

2年生の前期で学んだ3DCGの面白さに夢中になり、卒業制作でも3DCG作品の制作に取り組みました。こだわったのは、キャラクターの顔の立体感。どの角度から見ても実際の人間と同じように凹凸が出るように作りこみました。前期の作品と比べても大きく成長できたと感じています。学生生活の最後に自分の納得のいく作品を作れたことは自信になりました。今後も何らかのかたちで作品づくりはずっと続けていきたいです。

デザイン美術学科 デジタルアートコース
児島 さくらさん
兵庫県立明石城西高等学校/兵庫県

学生インタビュー

みんなで作品を作り上げる楽しさを実感

短編映画『消えないリバーブ』では、小道具の制作から撮影、音声までを担当しました。卒業制作を通じて学んだのは、ひとりの力には限界があるということです。先生や映像の仲間はもちろん、他学科や他コースの学生のサポートがなければ、作品が完成することはなかったと思います。例えば、小道具の飲み物のラベルもデザイン美術学科の学生にお願いして作ってもらいました。みんなで作品をつくり上げる楽しさ、協力しあうことの大切さを知れた貴重な経験になりました。

メディア・芸術学科 メディアコース[映像]
佐藤 諒典さん
石川県立工業高等学校/石川県

学生インタビュー

試行錯誤の末に作品を完成できた達成感

現代人に欠かせないものになったスマホが抱える社会課題をテーマにしました。どうせなら思い切った表現をしたいと考えて、このような変わった形態のポスターにしました。パネルをどのようにすればうまく成形できるか、出力した紙をどのようにキレイに貼れるかなど試行錯誤しながら制作していきました。先生方からもていねいなアドバイスをいただき、このように形にするまでやり切ることができました。おかげさまで学長賞もいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

デザイン美術学科 グラフィックデザイン・イラストレーションコース
重松里実さん

卒業発表 声優

声優コースでは、卒業制作の展示期間中に芸術ホールで朗読劇を上演。古川登志夫先生が脚本・演出を手がけた朗読劇『聖獣伝説 銀獅子』は、「人間と動物の共存」、「自然破壊」、「戦争」といったテーマをコメディタッチの寓話として描いています。ライオンやクロヒョウ、パンダ、サルなど動物たちの視点で物語は進行。動物のイメージをとらえた声の演技で、笑いと感動を届けました。
クラスごとに約25人ずつに分かれて、2回上演。様々な声色でコミカルなシーンと迫力あるシーンを演じ分け、ストーリーに引き込みます。

学生インタビュー

役に寄り添い、心を込めて朗読しました

クラスで発表を行う機会はこれが最初で最後。練習中から一丸となって団結してきました。役を演じるうえで、心がけたのは台詞をそのまま読むのではなく、役と寄り添っていくこと。私が演じたサルには悲しい台詞もありますが、「感情を込めすぎると観ている方が置いていかれる」と先生からアドバイスをいただき、バランスをとることを意識しました。今日の公演が、観てくださった方々の記憶に少しでも残ればと思います。

メディア・芸術学科 声優コース
存 香帆さん
兵庫県立宝塚北高等学校/兵庫県