2021-09-26-Sun
げいたんグラフィックデザイン展 ART PICNIC
- デザイン美術学科
- 芸術イベント
デザイン美術学科学外展
「げいたんグラフィックデザイン展 ART PICNIC」
宝塚市のアートの拠点、宝塚市立文化芸術センターで開催
2021年9月17日から26日の10日間、宝塚市立文化芸術センターにおいてデザイン美術学科グラフィックデザインコース2年生による学外展「げいたんグラフィックデザイン展 ART PICNIC 」を開催しました。キャッチフレーズは「アートでめぐる宝塚の休日」。宝塚の文化や自然のゆたかさをアートで表現し、多くの人にその魅力を再発見してもらおうというコンセプトです。期間中たくさんの方が作品を楽しんでくださり、学生にとって次のステップへとつながる貴重な体験となりました。
学生たちのアートが会場いっぱいに
会場は1階キューブホールで、「里山」「水辺」「花のまち」をテーマにした作品が展示されました。1人2枚のパネルとフラッグ、さらに各々のビジュアルを活かしたドリンクボトルやマルシェバッグが並び 、来館者を楽しませました。
見る人を楽しませる多彩なポスター
「里山」「水辺」を表現するポスターの舞台となったのは、ゆたかな自然が広がる宝塚北部の西谷地区と、宝塚市を流れる武庫川です。同じテーマでも表現のアプローチはさまざま。一人ひとりの持ち味を生かした、オリジナリティあふれる作品が会場を賑わせます。
くらしを彩るグッズも制作
「アートと一緒におでかけしよう!」を合言葉に制作したドリンクボトルとマルシェバッグ。SDGsを意識したエコ活動につながるアイテムです。くらしに直結したグッズのデザインは 来館者の方も興味しんしんで、「欲しい」という声をいただくほど好評でした。
同時開催
花のみちアートフラッグ
アートフラッグは、デザイン美術学科グラフィックデザインコースと宝塚市・宝塚市国際観光協会の官学連携プロジェクトで制作。 宝塚市の玄関ストリート「花のみち」に2022年2月28日までの約半年にわたり掲示されています。宝塚市をイメージさせる「里山」「水辺」「花のまち」をテーマに、学生たちが夢中で取り組んだ作品が、道ゆく人たちを楽しませています。
昨年に引き続き、宝塚市立文化芸術センターとの共催による「げいたんグラフィックデザイン展」。コロナウイルス感染対策に配慮する中で、幅広い世代の方々に観賞していただき、多くの意見や感想をいただいてとても有意義な10日間でした。学生たちもやりきった満足感でいっぱいでした。
学生インタビュー
プロの仕事を疑似体験するワクワク感!
ビジュアルのテーマを「光と色」と決めて、里山はホタル、水辺は夕焼けを表現しました。一般の方が観賞してくださるのはとても貴重な体験で、「作品を見た人はどう感じるだろう」と客観的な目を意識して制作しました。ビジュアルをグッズに展開するのも楽しくて、プロの仕事を疑似体験するようでワクワクしました。
くらしに息づくデザインの大切さを実感。
休日に宝塚を散歩する」という設定で女性を登場させ、桜=春とダリア=秋の景色を描いてみました。「花のみち」のフラッグを見た時は想像以上に感激パソコンの中で見ているデザインと、街の中にあるデザインはリアリティが違います。ドリンクボトルやマルシェバッグも含めて、「くらしに活きるデザイン」を実感しました。
「花のみち」のフラッグを見て感激!
「里山ってなに?」「水辺ってどんなところ?」という基本的なことから考え始め、異なるモチーフをコラージュした作品に挑みました。宝塚のシンボルでもある「花のみち」に飾ってあるのを見て、うれしくて誇らしい気持ちでいっぱいに。できあがるまで大変でしたが、こんなステキな経験をさせてくれた芸短に感謝しています。
とことん考える力がつき、成長できました。
デザイン美術学科 グラフィックデザイン専攻 阪口ひかりさん
シンプルなデザインが好きで、今回の課題も自分らしさを表現したいとモノクロームで制作しました。宝塚市に由来するモチーフをどう描くか…ギリギリまで悩みましたが、妥協はしたくなかったんです。すべてに時間がかかりましたが考える力がつき、成長できたと感じています。手を抜かず最後までやり切ったことに満足しています。
松井学科長からの一言
教員として身近で見ていて、制作中も学生たちが楽しんでいることが印象的でした。同じテーマなのに表現はバラエティにあふれており、だれもが自分らしさを発揮している…個性の豊かさを感じます。来館者の中には「販売していないのですか」「他ではどこで見られますか」など、関心を示してくださる方もいて、学生たちにはとてもよい刺激になったと思います。宝塚市立文化芸術センターというアートの発信地で、幅広い世代に観賞していただいたことは学生にとって何よりの財産になりますね。
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