2022-02-18-Fri
ポピュラーダンスコース卒業公演2022
- メディア・芸術学科
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2022年2月18日(金)、大阪芸術大学短期大学部、
ポピュラーダンスコースの卒業公演が
「あましんアルカイックホール・オクト」で開催されました。
会場の充実した設備を活用して、今年はダンスだけでなく、
映像を使った演出を織り交ぜながらストーリーを展開していくという
新しいスタイルに挑戦。選曲や一部の振り付けなども学生自身が担当し、
まさに一人ひとりの個性が輝く大阪芸短らしいステージでした。
それでは、詳しい内容をレポートしていきましょう。
力強いメッセージと思いが込められたオープニング
公演タイトルの「DISTANCE」は、学生自身で考えたものです
今年の公演タイトルは「DISTANCE」。
ストーリーは大阪芸短生が撮影、投稿したダンス動画がネットで
話題になったことで、有名プロデューサーの目に留まり、
次々と新しい課題を与えられ、学生たちが試行錯誤しながらそれをこなしていく…
というもの。
映像とダンスパフォーマンスが融合したアイデアで、
プロデューサーからの課題に応じてまったくテーマが異なる
パフォーマンスを楽しめます。
オープニングは、学生たちがオンラインで授業を
受けている映像からスタートします。そこから一人ひとりが
まるで映像から飛び出してきたかのように舞台袖から現れます。
まさに新しい生活様式が取り入れられた現代らしい演出で、
見る者の興味をグッと引きつけます。
そこから2年生が振り付けを担当したオープニングメドレーがスタート。
生き生きと踊る姿には、学生たちの明るい未来が感じられました。
テーマ、照明、選曲…さまざまな趣向を凝らした見せ場
クールなダンスパートも印象的
プロデューサーから与えられたさまざまな課題に対して取り組む中盤は、公演の中で一番の見せ場。振り付けを担当するのは、現役でダンサーとして活躍する松本先生と本城先生。プロの技を間近で見て学べる大阪芸短ならではの強みが発揮されています。
パフォーマンスにダンサーの感情が見え、心揺さぶられる「感情系ナンバー」から、照明や小道具を駆使する「未来系ナンバー」と、さまざまな工夫が凝らされていました。
暗いステージに光るゴーグルは、近未来な雰囲気を演出しています
桜を表現し、学生たちの未来を予感させるクライマックス
美しい衣装とともにクライマックスを彩ります
クライマックスには、学生たちの練習風景や、
思い出の映像が流れ、再びダンスパフォーマンス。
今までにない「和」を意識したスタイリッシュナンバーは2年生が振り付けを担当。1年生が振り付けをした共演パートもあり、先輩・後輩の垣根を感じさせない絆の強さがうかがえます。
最後まで力強いパフォーマンスで観客を楽しませてくれます
今年はランウェイを設置し、舞台を最大限に活用していました
最後は、森山直太朗の「さくら」とともに布を使って、 桜を表現した学生たちが舞う、美しいナンバー。 河邉先生が担当した振り付けは、非常に情緒豊かで、 これから卒業を迎える学生たちの未来への希望も感じさせてくれます。
バレエのようなパフォーマンスも披露
最後はカーテンコール。学生一人ひとりがこの卒業公演にかけてきた思いを語りました。 ストリートダンスからヒップホップ、ジャズ、バレエなどを織り交ぜたステージは、まさにしっかりとした基礎を学びながら、個性を生かした表現力が磨けるポピュラーダンスコースらしさが発揮されており、2年間の集大成とも呼べる完成度を誇っていました。
カーテンコールでは、見に来てくれた観客を前に深々と頭を下げ、幕を閉じました
今回の卒業公演は、オンライン画面から始まる冒頭や
「DISTANCE」というタイトルなど、自分たちの体験を色濃く
反映した思い入れ深いものでした。
映像を織り交ぜた演出は、編集や撮影方法、
タイミングを合わせることも含め初めてのことばかりで苦労しましたが、
何とかやり遂げることができました。
小道具や照明を使った演出が多いのも今回の見どころです。
照明は、位置が少しでもずれると台無しになるのでかなり練習しましたね。
結果、先生から教わったことや、学生たちの頑張りが120%発揮された最高の卒業公演になりました。
ポピュラーダンスコース 2年生 安本 愛梨さん