2021-01-14-Thu
ポピュラーダンスコース卒業公演2021
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2021年のポピュラーダンスコースの卒業公演「Door」は、豊中市立文化芸術センターのアクア文化ホールで開催されました。
公演作品「Door」は、タイトルの通りドアが大きなテーマ。 劇中ではドアの内側を「大阪芸短で出会った大切な仲間たちと過ごした 楽しい思い出」という過去、ドアを開けた先は「これから私たちが進んでいく現実」に見立てて表現しています。
劇のストーリーは卒業を控えた2年生が中心に考案。2年生の一人は「世の中はコロナ禍の影響があり、新しい生活様式が浸透しています。大阪芸短での学生生活も変化し、慣れないオンラインでのレッスンなど、試行錯誤の日々を過ごしました 」と、大きく変化した日常を振り返りました。
そして、その上で「これから迎える社会人としての暮らしにも、期待と不安の両方があります。けれど、大阪芸短での2年間を忘れずに、前を向いて進んでいこうという想いをストーリーに込めました」と話します。
学生たちが語るように、思い出と現実に向き合う心の表現がこの作品の魅力。今回は公演の内容や、練習を重ねてきた学生たちの様子を紹介します。
信頼する先生たちと最後まで表現を磨く「心から楽しく踊る気持ちが大切」
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本番が近づく中、学内リハーサルではダンスの練習が続きます。学生たちの立ち位置や一つひとつの動作に細かくチェックが入ります。
ハードな練習ですが、先生から「楽しんだらいい!この気持ちを忘れないで」とアドバイスがあると、どこか緊張感のあった学生たちの表情が明るくなりました。こうした練習を通じて、学生たちの心が一つになっていきます。
練習に参加した学生は「本番が迫り焦る気持ちもあったけれど、先生に指導してもらい丁寧に確認しながら練習できた」と話していました。
学生たちが信頼しているように、大阪芸短の教員陣は高い指導力と豊富な経験を持っています。現役のダンサー・振付師としてテレビやコンサートで活躍するプロの技を間近で感じ、豊かな感性を養うことができます。ストリートダンス以外にも、ジャズ、ロック、ヒップホップなど多彩なジャンルのダンスに触れられるので、自分の興味と個性も伸ばせます。 -
真剣な表情で練習をチェックする学生たち
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リハーサルの様子 -
アクロバティックなダンス練習
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1年生も練習に参加 -
物語のワンシーンを練習する学生
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「楽しむこと」を意識してレッスン -
動画でリハーサルを振り返る
リハの時は、本番で緊張しないように楽しみながら取り組んでいます。最近は公演機会が少なく、代わりにダンス配信をしていました。なので、やっぱり仲間たちと舞台に立ってダンスを披露できるのは感無量です。2年間の学びの集大成として、最高のパフォーマンスを発揮できたらうれしいです。

大形鈴音さん
先生からのコメント:松村武司教授
今回は空気感というか、雰囲気が非常に良い状態で本番を迎えられたと思います。学生たち自身が考えて決めたテーマなので、楽しそうにしているのが印象的ですね。 支え合いながら、一緒に課題を乗り越えてきたメンバーなので、本番ではしっかりとミスなく踊り切ってくれると信じています!
ダイナミックなダンスと引き込まれるストーリーが融合
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観客を引き付けるダンスシーン -
いよいよ本番当日。卒業公演では感染症対策も徹底され、保護者の方や学内の友人、卒業生たちが見守る中で開演しました。
開幕からは一気にステージの空気が変わり、学生たちが躍動。照明やサウンドなど演出のレベルも高く、独特な雰囲気に引き込まれます。
ダイナミックなダンスとストーリーが融合する劇のハイライトでは、盛り上がる楽曲に合わせて会場 のボルテージも高まります。観客と演者が 一体になって、会場全体が物語に入り込んでいるようでした。
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現実世界の通勤を吊革やスーツで表現 -
全身を使った躍動感のあるパフォーマンス
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ドアの内側には同じ時間を過ごした仲間たちの姿 -
1年生が「過去の自分」をダンスで表現
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楽しかった大阪芸短の学生生活があるドアの内側 -
色鮮やかな衣装で踊りステージを盛り上げる
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キレのあるブレイクダンスも披露 -
クールなソロダンスが会場を沸かせる
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「過去の自分」と「現在の自分」の対比シーン -
美しく大胆に踊るモダンバレエ
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「過去の自分」から「未来の自分」へ渡される手紙 -
大阪芸短の思い出を胸にドアの外側にある現実世界へ

卒業公演では、ポップなダンスから、しなやかで美しいバレエまで、 さまざまなジャンルのパフォーマンスが発表されました。2年間で磨かれたテクニックと柔軟で 力強い表現力は、大阪芸短を卒業した後も学生たちを支える「人生の糧」。 ここでの思い出と学びを忘れずに、輝く未来に進んでほしいと思います。
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カーテンコールでは、おそろいのオリジナル衣装で踊る -
代表挨拶でこれまでの思いを語る学生
学生たちの全身全霊が込められた卒業公演は、約1時間のステージがとても短く感じてしまう
ほど情熱的で見応えがありました。
「Door」は全員で悩みながら、必死になって完成させた物語。
だからこそ自分たちのリアルがストーリーに反映され、一人ひとりの表現が光るステージと
なりました。
こうしたパフォーマンスは、学生たちそれぞれの特徴と魅力を生かして伸ばすという、
大阪芸短の環境の中、 ダンス業界の最前線を知るプロの説得力ある指導、そして基礎や
理論だけではなく、応用的な技術に加えてチームワークで大切な協調性など、表現者にとって
大事な要素を学べたことが、より良い表現につながったのではないでしょうか。
そんな充実した2年間で仲間たちと絆を強めた学生たちは、
思い出も未来も両方大切にしながら成長していけるはず。これからの活躍が楽しみです。