学科長に聞きました!
メディア・芸術学科
芸短では、芸術系の学びが2学科12コース19の分野で展開されています。メディア・芸術学科のなかだけで9分野あり、自分の専攻以外のジャンルの授業も、かなり自由に取ることができます。また、たとえば、ポピュラー音楽コースの学生が演奏するMVを映像専攻の学生が撮影し、ウェブサイトに使用するといった学生間のコラボレーションも日常的に行われています。今、社会で重視されている「多様性」にあふれたキャンパスで、感性が豊かに磨かれます。
芸短にはいろんなタイプの学生がいて、専攻の枠を超えて交流します。そこでは自然と「コミュニケーション能力」が育まれていきます。これからは、社会の動きに合わせて、いかに人と人が協力してアイデアを形にしていくかが問われる時代です。そこで企業は、人材に「コミュニケーション能力」を強く求めるようになっています。
修得したある技術を活かして同じ仕事を続ける時代は終わりました。社員一人ひとりが常に「向上心」を持って新しいことにチャレンジし、仕事のやり方やビジネスのあり方をどんどん柔軟に変えていく時代になっています。芸短では、まわりからの刺激を受けながら「向上心」を持って取り組むことの楽しさ、やりがいを体感しながら、充実した学生生活を送ることができます。
デザイン美術学科
デザイン美術学科では、日本酒メーカーと一緒に実際に販売する商品を開発したり、宝塚市立文化芸術センター(宝塚アートセンター)のブランディングやミュージアムグッズをテ ーマに作品を制作するなど、産学協同に力を入れています。また、ミュージアムでの大規模な作品の展示やアートフリマを学外の方に向けて開催し、お客さんの反応を見る機会を設けています。このような実際のビジネスを意識した「社会とつながった創作活動」は、多くの企業から高く評価されています。
関西のほかの美術系大学にはない「クリエイティブ研究」というユニークなカリキュラムがあります。これは、コースや専攻の領域を超えて希望する授業が受けられるというもの。たとえば、グラフィックデザイン・版画・デジタルデザイン・工芸を組み合わせて、アパレルブランドの展開案を商品から空間デザイン、ショップブース、フライヤーやHPなどの広告ツールまで綿密につくり上げることも可能です。「広がりのある学び」のなかで、大きな視野を持って、自分の可能性を広げることができます。
芸短の教員はみんな各分野の第一線で活躍中の人ばかりです。そのため、業界のトレンドや新しい技術など「最新事情を伝達」しながら、時代を先取りした授業を展開できます。また、現実には採用活動が一般公募ではなく水面下で行われることも多いなか、教員陣のネットワークによって企業と学生のマッチングが実現することも少なくありません。