大阪芸術大学短期大学部 広報学科演劇・演技演出コース 第2回卒業公演

 

大阪芸術大学短期大学部

広報学科演劇・演技演出コース 第2回卒業公演

 前年度に続き、今回もシェークスピア作品の中から「夏の夜の夢」を選択した。
但し、シェークスピア原作をそのまま上演するのではなく、場所も日本に設定し、現代劇と時代劇とをリンクさせ、随所に学業の成果を思う存分発揮出来るように、歌、ダンス、日舞、立回り等が二年間の集大成として盛り込まれた作品である。

 テーマは、目で見たこと、耳で聞いたこと、手で触れたことだけがこの世の真実ではなく、例え目で見たり耳で聞いたり手に触れたり出来なくても、人は、心の中に生まれる愛という形のないものに支えられて生きているのだと言うことを再確認し、忙しい日常生活の中にあって、ふと足をとめて、目をこらし耳を澄まし、今生きて居るこの日々の暮らしを見つめなおそうと言う問いかけである。

 そう言えば思い当たることがある。幼い頃の昔ばなし。桃太郎の犬や猿が団子をくれたらお供しますと言ったとか、かぐや姫が竹の中から生まれたとか、そんな非科学的な話に何の違和感も持たず夢中だった頃があった。確かに太陽は東から昇り西に沈み、昨日スイカだったものは今
日もスイカだ。一夜あけたらかぼちゃには絶対ならない。しかし、それは今までがそうだからそうに違いないという考えから成り立っているものでしかないのだ。この世の中に人間ではない、かと言って幽霊でもない、しいて言えば精霊と呼ぶにふさわしいものが居ると言えば、そんな馬鹿なと皆が口を揃えて言う。でも、人間は実際に目で見て耳で聞けるものばかりを信じているのでない。そのいい例が愛。恋愛、友愛、家族愛、等々、それらは形もなければもちろん目には見えない。しかし、誰もがその形のない愛と言うものに確かな支えを感じて日々を生きている。
これはファンタジーというには現実的であり、ノンセンスと言うには当たり前な、我々の日々の生活の中でふと足を止め目をこらし耳を澄ましてみたら感じることが出来たある出来事を描いた物語である。

 


 
   小野寺 昭 企画・監修
さとうしょう 脚本・演出
 
2010年
2月27日(土) 15:30 開演 (15:00開場)
  川西市 みつなかホール       MAP >>

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