第1回「書評・映画レビュー大賞」受賞結果の報告
第1回「書評・映画レビュー大賞」受賞結果の報告
  まずは、「書評・映画レビュー大賞」にご応募下さいました皆さん、心よりお礼申し上げます。
厳正な審査の結果、以下の人たちが受賞されましたので、お知らせいたします。

◆ 図書の部
大賞
「センス・オブ・ワンダー」
菊池 祐子(保育学科第2部1年)
取り上げた図書:『センス・オブ・ワンダー』 レイチェル・カーソン/著

優秀賞
「話したくなる小説」
元木 りさ(デザイン美術学科2年)
取り上げた図書:『告白』 湊 かなえ/著

「裁判を考えるきっかけとなった本」
山田 友紀子(通信教育部デザイン美術学科2年)
取り上げた図書:『裁判官の爆笑お言葉集』 長嶺 超輝/著

◆ 映画の部
大賞
「現実と夢」
寺西 真梨子(デザイン美術学科1年)
取り上げた映画:『ヴィタール』 塚本 晋也/監督

優秀賞
「空の彼方におくるひと」
根津 敬(英米文化学科1年)
取り上げた映画:『おくりびと』 滝田 洋二郎/監督


受賞式(大阪学舎)
 

受賞式(伊丹学舎)

「『愛』と居場所」
松本 真実(通信教育部保育学科3年)
取り上げた映画:『愛を読むひと』 スティーヴン・ダルドリー/監督

全体講評

教養課程主任教授   図書館長 福井 康雄

 本学の第1回書評・映画レビュー大賞が決まりました。教養課程と図書館が中心になって今年度新しく始めた試みですが、通学課程(昼間部)の学生ばかりでなく、第2部(夜間部)や通信教育部の学生からも応募がありました。応募して下さった皆さん、どうもありがとうございました。
  この大賞を始めたのは、学生時代に本や映画にもっと親しんでほしいと感じたからです。最近は、テレビやラジオに加えてインターネットの利用が増え、本を読んだり映画を観たりする時間が少なくなっていると言われています。しかし、深い知識を身につけたり、空想の世界に心躍らせたり、あるいは生や死について改めて考えたり、読書や映画の楽しみや大切さは昔から何も変わっていません。学生同士が本や映画を評論し合うことにより、これまで以上に本を読み映画を観て、教養を深めるのに役立てばと願っています。
  今回応募してきた作品は、書評ではミステリー小説やファンタジー小説から漫画やエッセイ、人生論、教育論など、また、映画レビューも邦画、洋画、アニメなどを対象にしていて、バラエティに富んでいました。そしてどの作品も、取り上げた本や映画のどこが面白いのか、どこがおすすめなのかを真剣に語りかけてくる力作ぞろいでした。
  審査は、教養課程の専任教員と図書館次長が投票して行いました。審査基準としては、内容把握力、分析評価力、表現力、文章力など様々な点が考えられますが、それぞれの先生にお任せして総合的に評価していただきました。その結果、各部門について得票数の最も多かった作品を大賞、次に多かった作品2編を優秀賞としました。書評大賞の菊池祐子さんの『センス・オブ・ワンダー』は、保育者を目指す人にはもちろんでしょうが、子どもと触れ合うすべての人にこの本を読んでほしいという気持ちが、文章全体にやさしく感じられる作品でした。映画レビュー大賞の寺西真梨子さんの『現実と夢』は、医学生の解剖実習を通して肉体と記憶をめぐる愛の物語を描き出す映画『ヴィタール』を取り上げていましたが、評者のこの映画への共感がていねいに表現されていました。
  今回取り上げられた作品は、図書館にそろえてあります。皆さんもぜひ自分自身で読んだり観たりして、その内容について友人と批評し合ってみてください。そして、これからも図書館をもっと利用して、豊かな学生生活を送ってほしいと思います。


この後、受賞作品を集めたリーフレット『短評』を1月に発行する予定です。どの作品も力作ですので、皆さん、楽しみにしていて下さい!