絵画・版画コース

絵画専攻/版画専攻

絵画・版画コースでは、
さまざまな画材や版種で創作に取り組めます。
絵画専攻では油彩画、日本画、アクリル画、
水彩画などから自分にあった画材を選び、
技術を高めながら「見る眼」「感じる心」「考える力」を育てます。
版画専攻では木版(凸版)、銅版(凹版)、
シルクスクリーン(孔版)、
リトグラフ(平版)の
4つの版種から
自分に合った表現を学べます。こうした充実した
制作環境もコースの魅力です。

画家・作家として活動したり、
さまざまな業界で
知識を生かせる

絵画・版画の知識や技法を学ぶことで、
公募展やギャラリーなどを通じて画家・作家として活動したり、
ギャラリーや美術館、工房に就職して働きながら
創作を続けるなど、一人ひとりの
スタイルに合わせて活動できます。
作家以外にも、専門的な知識を生かして
デザイン会社や印刷業界で働くなど、
豊富な選択肢があります。

こんなキミに学んでほしい

卒業後めざせる職種

アーティスト(作家)・画家・版画家・刷り師・イラストレーター・似顔絵師など

学びの内容

絵画専攻

油彩・アクリル画・水彩・ミクストメディア・日本画などの基礎表現を学び、
幅広い絵画表現を身につけます。

1年次の学び

基本的な油彩画の技術を修得
いろいろなモチーフを
経験することでステップアップ

絵画制作に必要な「画面との対話」を人物画・静物画・風景画を描くことで体感し、基礎的な絵画技術を身につけます。キャンバスの張り方、筆の洗い方、オイルの調合方法など、基本的な油彩画技法を1から学びます。さらに、アクリル絵の具や他の画材を自由に使いドローイングすることで頭の中のイメージを形にするトレーニングを行います。

2年次の学び

個々の発想に合った表現・画材・
技法で新しい自分に出会う

少人数だからこそできる個別指導により、自らのアイデアに最適な画材と方法で自由に表現することをめざします。必要に応じて新たな技法を取り入れ、「私だけの表現」を探求。本学独自である専攻を跨いだ教育プログラムを通して版画や立体造形、空間デザインなどと複合したオリジナリティあふれる独創的な作品制作を行います。

版画専攻

銅版画・シルクスクリーン・リトグラフ・木版画などの版画技法を学び、
平面や立体物の制作に応用します。

1年次の学び

それぞれの版種の
知識と特性を学ぶ

木版(凸版)、銅版(凹版)、シルクスクリーン(孔版)、リトグラフ(平版)それぞれの基礎となる知識や歴史、技法を学びながら自由に作品をつくります。シルクスクリーン(孔版)、リトグラフ(平版)を用いた作品づくりでは、色彩効果や質感など版種による特性を理解できます。

2年次の学び

版画ならではの技術を磨き、
個性を生かして作品づくり

4 種類の版種について理解を深め、版画ならではの技術を磨きます。一人ひとりの個性を生かした作品づくりで、創造性の高い表現をめざします。専攻実習ではインクや紙などから自分の表現に最適な素材を選んで制作できます。

イチオシの授業

専攻実習Ⅱ(日本画)絵画専攻

2作品を仕上げながら画材の特性を掴む

鉱物を粉にした岩絵具などの顔料に、膠(にかわ)と水を混ぜ、絵具をつくります。さまざまな画材の特性を知ることで新たな表現を模索します。

岩絵具などの日本画材の扱い方は今まで経験したことがなく新鮮で驚くことばかりです。

岩絵具の色の作り方から学びます

胡粉(貝殻を砕いた白色絵具)をちらして雪を表現

丁寧に着彩します

造形実習Ⅰ(人体表現)絵画専攻

本物の人体の観察を通して
独自の人体表現の修得をめざす

女性モデル、男性モデルを招き、画材やジャンルを問わず、学生自身で課題や目標を設定して人体の表現の修得をめざします。

プロのモデルの方が来られるので、ほどよい緊張感のある雰囲気の中で集中して制作することができます。

クロッキー力がグンと伸びます

粘土で制作するフィギュア専攻の学生

人体の構造を意識することが大切

専攻実習Ⅱ、IV(木版画、銅版画)版画専攻

銅版画と木版画の版形式を理解し、
偶然をコントロールする

各自がイメージしたアイデアスケッチをもとに、銅版画ではラインエッチングやアクアチントという技法を、木版画ではさまざまな彫りのテクニックを学び、表現や印刷の違いを理解します。

版画はイラストや絵画などとはまた違った味のある作品がたくさんできるので、とても面白いです。

版画の様々な手法を学びます

先生の丁寧な指導

銅版(左)と刷り上がった作品

専攻実習III(シルクスクリーン、リトグラフ)版画専攻

版画の工程を繰り返し理解することで
「版」の表現を実現する

平版(リトグラフ)と孔版(シルクスクリーン)の持つ特徴を理解し、発展的な表現方法と表現技法を修得します。画材や紙質、インクの性質などを研究しながら「版」への理解を深めます。

Tシャツやトートバッグなどのオリジナルグッズも版画でつくれるようになりました。

下書きにも着彩します

多くの色を使います

リトグラフで使うローラー

Pick UP! 教員

絵画・版画コース絵画専攻

北城 貴子 特任准教授

学生たちの気持ちを第一に、作家経験を生かして指導

学生たちの「絵を描きたい」という純粋な気持ちを大切にしています。自分自身の個展などの最前線で感じるノウハウや感覚、作品を描いた時の気持ちなど、作家としての活動を通して得た経験を指導にも生かしています。作品については見る人のことも考えて表現することを心がけています。

実績
  • melts with light no.3

  • Prismatic color

松田 一聡 特任准教授

油彩画、日本画、アクリル画、水彩画など
多くの画法を学べる

油彩画、日本画、アクリル画、水彩画など、多くの画材について学ぶことができるので、自分にあった画材を選んで創作できます。さまざまな画材や課題に取り組むことで、色彩感覚や画面のバランス感覚など、自分自身でも気付かなかった良さに出会うことがあります。2年間で自分の可能性を探ってください。

実績
  • 無題

  • 無題

絵画・版画コース版画専攻

大舩 光洋 特任准教授

4種類の版画に挑戦できる
充実した環境

一般的に版画は大きく分けて、木版(凸版)、銅版(凹版)、シルクスクリーン(孔版)、リトグラフ(平版)の 4 種類に分類されます。大阪芸短は本格的な機材や設備が充実しているので、版画コースでは 4 種類全ての制作に挑戦できる環境が整っています。版画らしい表現や「自分で刷る」という面白さを体感してください。

実績
  • あの空の想い L-1

  • あの空の想い L-2

学生作品

  • 絵画専攻

    自画像=未来の自分

  • 絵画専攻

    あくび

  • 絵画専攻

    夕雲

  • 版画専攻

    cake

  • 版画専攻

    FAKE WORLD

  • 版画専攻

    leaf

1時限目 メディアと著作権 舞台芸術概論
2時限目 文章表現Ⅰ 英語Ⅰ‐1 ドラマ評論 色彩学
3時限目 放送概論 茶道Ⅰ シナリオ研究Ⅱ コンピュータ
デザイン
表現研究 メディア芸術総論
4時限目 広告基礎制作
演習
マーケティング 話し方演習
5時限目 声優学概論 話し方演習